「怜。」 たしなめるように。 強く、凛々しく、俺を咎める夏希の声。 足をいたわって、身体を押すことをしない夏希に。 抵抗しない夏希に。 俺は何をすれば満足するのだろうか。 「好きだよ。」 「っ!!」 「だから、」 やめて。と笑うわけでもなく、表情を崩すことなく言った。 ねえ、なっちゃん。 今…。 今のなっちゃんの心は、止まってる、よ。