涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜






怜が安心したのか、泣き疲れたのか、寝てしまった後、そっと部屋を出た。

外には、おばさんとおじさんがいて、あたしがいたから入りずらかったんだ、と思い、咄嗟に二人に頭を下げた。


「おじさん、おばさん。
ごめんなさい!!
あたし、邪魔でしたよね!!」


そんなあたしに驚いた顔をして、おばさんは、弱々しく微笑んだ。


「違う、のよ。
なっちゃん、頭あげて?」


そっと頭を上げると、切なそうな顔をして、


「あのね、」


衝撃的な発言をされた。