。。。。

「行ってきまーす!」
「はーい、行ってらっしゃい」
いつも通りの青い空に囲まれ、
いつも通りの家族に送られ
私はいつも通り学校に向かった。。。

私の名前は、知念りこ
小学校6年生。恋に悩むお年頃。
ここは、沖縄にある小学校。
私はここが今いってる学校だ。

「りこー!一緒にトイレ行こー?」
『いいよー!え、つれしょん?(笑)』
「違うわはげー!(笑)」
『あはは(笑)』

いつも通り、友達と遊んで、
いつも通り、学校が終わって、
いつも通り、家に帰って、
いつも通りの夜を迎える―――
……はずだった。。


『!?』
夜中、いきなり体が動かなくなって、
パッと目が覚めた…
手元にあった時計を見ると、
まだ夜中の2時過ぎ………。。。
なんか、いつもよりおかしい。。。。
なにかが違う。。。
なんか怖い感じがしたので、私は
すぐに目を閉じた………
でも、なにか…テレビの上の、
琉球人形が気になる…。。
気になり、目を開けてしまった。。
そしたら、手首が
琉球人形から出てきてるではないか!

それに、人影みたいな、
黒い物体が動いていたので、
まだ子供だった私は、こう思ったんだ。。
(…うそ、、変質者かな…っ!?)
でも、なんかおかしい。
(…ん?待てよ?確かここは四階…
人が簡単に登ってこれる高さじゃない…)
待って!やだ!見ちゃいけないものを
見てる!!でもベランダから、
目が離せない!体も動けないから
助けを呼ぶこともできない!!


…目が悪かった私が、見てしまったもの…
それは血だらけの髪の毛の長い、
白服の女…しかもまだ若い。。。
その女は、なにかニヤリと、
不気味な笑顔をして消えていっていた…。


私は恐怖のあまり気を失っていたようで、
目を覚ましたら、朝になっていた…。。
母に、あのときに見た女の人のことを、
話ししようとしていたら
母が信じられないことを、
言葉にしていた…『お母さんさ、昨日
髪の毛が長い女の人見てよー。
しかも血だらけの。』
…え、、、、、、、


あのとき、ベランダにいた女の人は、
何を訴えたかったのだろう…。。
母も、同じく、同じ時間帯に
しかも同じ女の人を
見たとでも言うのだろうか…
夢だったのか…それとも………