―「ありがとう」だなんて、
また憎まれ口をたたかれると思っていたのに、
あいつ―心があまりにも素直でビックリした



風は、いきなり吹いた。


―心と目が合った瞬間、

俺は、目をそらせなかった。

こんなにも俺を見てる
心の目が、あまりにも純粋だったから、


―惹かれてしまった。