恋のカタチ


それからの俺は
今思えばめちゃくちゃだった。
なにかに難癖をつけて
誰かまわず相手を殴って、蹴って、相手が動けなくなるまで戦った。


―あの時の俺は、「こうやって事を起こせば母さんや父さんは俺を気にかけてくれる!!俺のもとにやってきて、なにかしら話をしてくれる!!話せるんだ…!!!」
なんて思って
それが絶対だと
信じこんでしまっていた。


―俺は、狂っていた。