どうしよぅ……
なんて言えば…っ、
これ以上怒らしたらダメ、
…――嫌われる…っ!
「ご、」
『ゴメン。』
―えっ?
なんで…大道寺が謝るの…?
『ゴメン。言い過ぎた。』
俯きながら、そう言った
……――――――
…………っ!
私は、拳をつくりギュっと力を込めた。
「……謝らないでよ…っ、私が悪いのに、簡単に謝ったりなんでしないでよっ!!」
私は無性に腹が立ってきた
そして、無性に悲しくなった……
『…心…?』
大道寺が私の顔を覗きこんできた。
「……私は、大道寺に心配されて嬉しかったっ!
少しでも私を気にしてくれて、嬉しかった。
なのに…なのに……っ、それは間違いだったかのように、謝ったりなんてしないでよ……っ!!」
気の迷いだった、って言いたいかのように謝ったりしないでよ…………っ、」
私は下を向き、流れそうになる涙を必死に堪えていた。
『……………』
大道寺は喋らない。
…………私が変なこと言ったから?
……そう、だよね…――


