―シーン
緊迫した空気
先に口を開いたのは、彼女のほうだった
「ふぅ~ん、そうですか。
じゃあさ…………
消えてくれる?」
彼女のその一言を合図に、仲間の人達が私の両腕を掴み、地面に体ごと押し付けてきた。
―ガンっ!
いっ、たぁ~……
地面に押し付けた衝撃が体中に響いた。
「チャンスをあげるよ…今からあたしらに謝って、大道寺に近づかないって誓えるんなら許してやってもいいよ?」
私を見下すかのように彼女が私に言った。
周りの雰囲気は最悪…
私が《NO》なんて言ったら、その瞬間一瞬で私を攻撃してきそう…
完全な戦闘体制
はぁ~……
答えなんて決まってるのに…
私は、息を吐き
彼女を睨んだ。
「―絶対、イヤ!」
これが私の答えだよ!


