「おぃっ!!聞いてんのか………ってなに泣いてんだよ!!!!!」」
えっ…………?
「…………あっ……。」
私は、頬に手を伸ばし、触れてみた。
濡れてる……
………涙?
いつの間にか流れてたんだ
気づかなかった……
「こいつ泣いてやんの!!!あたしらにビビって怖くなったんじゃないの!?!?!!」
アハハハハハ!!!!!!
また笑い出す彼女ら。
…違う、
……違う……っ、
「……違うっ!!!!!」
私は叫んでいた。
―シーン
「違う。貴方達が怖いからないたわけじゃない……」
初めは、怖かった。
でも、今は違う。
「私は、そんな、…あなた達の言葉1つで大道寺から離れることなんてできない。
どんなに脅されたって、
私は…あの人の…、大道寺の傍から離れたくないっ!!!!!
………貴方達と同じ…私も、
大道寺が好きだから。」


