その後、2時間の授業を受け、時間は昼休みの時間となった。 私の中ではこれまでの時間がとても短かったように感じてしまった。 「心!もう行くの??」 「うん。行ってくるね」 「てか、これ見て見て!!」 愛美は私にあの手紙を見せてきた。 「んっ?なに?」 愛美は手紙の一部を指さした。 そこを見ると…―― 「これ…………、名前??」 【1-5 向日 健】 手紙の裏には、そう書かれていた。