「あたし、少しずつだけどね、蜂川のこと友達として見ることにする。まだ好きだけど、いつか蜂川じゃない別の人を好きになれるようにする」












蘭華は黙ってあたしの隣に来て抱きしめてくれた。












「ずっと好きだったんだもんね。まだ無理だよね。でも、杏、よく決めたと思うよ。たまには話聞くからね?」












「ありがとう、蘭華」












蘭華はやっぱり、あたしの自慢の親友だよ。











辛いとき、そばにいてくれてありがとね。












恋のことは、蘭華に悪いことしたって思ってる。












もう、嫌われたと思ったよ。