「杏、急にどうしたの?」 次の日、あたしは蘭華とカフェに来た。 「あたし、決めたの」 真っ直ぐ蘭華を見ていう。 「蜂川、のこと?」 あたしは黙って頷いた。 あの日、蜂川が愛笑ちゃんにお土産を渡してと頼まれた日に決めた。