「それじゃあ、この紙にヒントになりそうなこと書いてください。名前も忘れないでね」











配られた紙に、まずは自分の名前を書く。












遠山杏っと。









「ねね、4人でやらない?」












そう言ってあたしと愛笑ちゃんに話しかけてきたのは、ほか二人の2年の宝者。












長羅万邪(ながらまや)ちゃんと藍川魅頼(あいかわみらい)くん。












「万邪、俺も?」









「あたりまえでしょ?魅頼もよ」












なんか、おっとりしてるっていうのかな?












なんとなく二人は似てる。










「よし、早く書いて帰ろ!」












愛笑ちゃんが言うと、皆で机を合わせて書き始めた。