「しつれいしまーす」 愛笑ちゃんのかわいい声が職員室に響く。 「おーきたか!」 中から先生が出てきた。 「二人に頼みたいことがあるんだがいいか?」 あたしと愛笑ちゃんは顔を見合わせた。 「実はな…」 「「えぇー!」」 先生の頼みごとを聞いて、あたしと愛笑ちゃんの叫び声が廊下にこだました。