「はあ…。」












「ちょっと杏!ため息つきすぎ!」












しょうがないじゃん。












蜂川と愛笑ちゃん、スゴク仲良しなんだもん。












「もー、そんなにイヤなら杏も話しかければいいじゃん」











「そうだよ。当たって砕けろ、ってよく言うんだから」











蘭華の意見に同意したのはもちろん恋。












「邪魔、できないから」












あんなに楽しそうなのに、邪魔なんてできるわけない。












「あたしも、愛笑ちゃんみたいに話せたらな」












あたしが呟いた声は、チャイムによってかき消された。