あたしと恋が机をくっつけたとき、チラッと蜂川と目があった。 しばらく、あたしから目をそらさない蜂川は、少し寂しそうだった。 「杏?」 恋が心配そうに顔を覗いた。 「ごめん!食べよっか」 今のは、何ともない。 たまたま、だよ。 今日のお昼は、さっきのことで頭がいっぱいだった。