~ゆり~

「はやて!今日塾ってある??」
「はぁ?そんなん自分で考えろばーか」
「なによー!!!んもう!」
こいつははやて。
保育園からの幼なじみ
そして家も隣どうし
そしてこいつが私の好きな人でも
あるんだよね…。
「おーいゆり!早く帰るぞー!」
でもこいつは私の気持ちになんか
気づいてもいない。
本当にバカなんだから、、、、
「ハーイ今いくから!」
そんないつもの会話をかわして家に
帰った。
「あぁー!!つっかれたぁ」
そういってベットに倒れ込んだ
どうしたらあいつに意識してもらえるんだろう、、、、
あいつのことは一番わかってるつもり
だけどいつも肝心なことはわからない。
だからバカとかいわれるんだよね~…
ばかはどっちだよってかんじ!
そんなことを考えていたら
「ドンドンドン!」
「ドンドンドン!」
はぁー!またいつものか。 
「ゆり様々宿題を見せて下さい!」
もうっ!はやてったら
毎日毎日こうやって宿題を私の部屋で
する毎日でも意外と楽しかったりする。
「ふぅーやっと終わった!いつもありがとな?」
え?はやてがお礼をいうなんてめずらしい
事もあるんだな…
きずいたら私はこんなことを口にしていた
「ねぇねぇはやてって好きな人いないの?」
はやては少しびっくりしたようで口をパクパクさせていた。
一方私も何をいってるんだ!?と
我に帰ってひたすら視線を下に向けるばかりだった。ぎこちない空気の中 
はやてが口を開いた
「何で?」
「え?それはぁ、、、」
いえるわけがないいえるはずがない
あんたが好きだからに決まってんじゃんばか!
本当にこいつはバカで女心がわかっていない。
「まぁ俺は、、、、いる、、、け、ど、」
「おまえはいないの?好きな人」
チクッ
え?はやてって好きな人いたんだ、、
心がもやもやするのを打ち消すように
「へぇーあんたも好きな人いたんだね!どーせ可愛い子何でしょ?」
とかわいくないことをいっていた。
本当に今日はおかしいと思う
何でこいつに好きな人がいたからって 
期待しちゃうんだろう。 
私ってこんなに妄想激しかったかな?
すると「うんまぁ可愛いよ俺の好きな人。」
なんだかそれを聞いて色のない世界に
いるように私ははやてにいっていた
「ほら、宿題すんだからもういいでしょ?私寝るから早く出て行ってよ。」
「あーそうかよっ失礼しました!!」
といってはやては帰った。
何であんなこといったんだろう
でもいわなきゃいわなきゃ
はやての口からは他のひとを可愛いとか
いってるのを聞きたくなかった 
自分じゃないことくらいわかってる 
でもあいつの口からは聞きたくなかった。
もういいや今日は寝よっ、、、、そういって
私は眠りに落ちた。