モヤモヤした気持ちを抱えていると、玄関の方で ガチャッッ と鍵を開ける音がした。 え?理玖くん?? パタパタとスリッパの音を立てながら、玄関へ向かうと、理玖くんが靴を脱いでいるところだった。 「おかえり~~っっ♡ 早かったね♡♡」 「うん。陽菜に会いたくて早く切り上げて帰って来た♡」 というと、チュッとただいまのキスをくれる。 う~~ん♡幸せ♡ もう過去なんてどうでもいいか……。