確かに……っっ!!
今思うと、小さいときの俺にソックリだった気がする…。
「ごめんごめん…。陽菜、今日から俺研究室に行くけど、何かあったらすぐ連絡して?
病院に行けるようにしておくから。
いいね?」
「うん♡分かった。
行ってらっしゃい♡」
いつもの様に、行ってらっしゃいのキスをして陽菜が送り出してくれた。
本当は実家に帰らせてあげたかったんだけど、俺が事故に遭ったせいで、両親の元に帰してあげられなかった。
本当に申し訳なかったな…。
でも…いつでも陽菜は笑顔で、
「理玖くんの傍に居たいからいいの!」
と言ってくれた。

