すると……頭の上に柔らかな光が覆った。 向こう……光の方に行けば…身体に戻れるかもしれない…。 そう思って、光の方に進もうとすると… 俺の手を見知らぬ男の子が掴んだ。 5歳くらいだろうか…髪の毛は茶色でフワフワで、目もクリクリで、とても可愛い男の子だった。 「そっちは違うよ。」 そう一言だけ言うと、俺の手を引っ張って、光とは反対方向に連れて行ってくれた。