香織ちゃんから、大丈夫だと言われ、 マンションの下にタクシーを呼ぶから、それに乗って病院に行きなさいと言われた。 その後…すぐ駆けつけてくれたんだ…。 「陽菜。大丈夫だから。 俺と香織が傍に居るから。 お前、先輩の親とか連絡した?」 あ……そうだ…。 本当は一番に、理玖くんのお父さんとお母さんに連絡を入れないといけなかったんだよね…。 今更そんな事に気づく。 「まだ…連絡してない…。」 「俺が代わりに連絡入れるから、陽菜の携帯貸して!」 「…うん。ゴメン幸太くん。」