「そうだよ。合格したんだよ。 陽菜…よく頑張ったね。」 そう言って、理玖くんが私の頭を撫で、更に強く抱きしめた。 「理玖くん…凄いね。 あの日…理玖くんが話した通りの未来になって行ってるね。」 そう言って微笑むと、理玖くんもフワリと微笑んだ。 「だから大丈夫だって言っただろ? きっとお腹の子どもも喜んでるよ。」 「本当だね♡ これからは、出産と卒論を頑張らないとね。」