「理玖くん…二人で頑張ろうね。」 そう言うと、私も理玖くんの背中に腕を回し、強く強く理玖くんを抱きしめた。 理玖くんがソッと腕を緩め、私のお腹に優しく手を乗せた。 「陽菜……。 俺の奥さんになってくれてアリガトウ。 色々あったけど、俺本当に幸せだよ。 生まれてくる子どもにも、俺のこの幸せが伝わっていくといいな。 俺たちの仲のいい姿を見せ続けて行こうね。」