.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.. ちょうど一年ほど前に、葵から電話があった。 はじめは何事かと思ったけど、 「理玖と陽菜さんに会って話したいことがあるの。」 と凄く明るい声で言われたから、陽菜にも話して、3人で会うことにした。 ――――――――... 約束をしたカフェで、陽菜と二人で葵を待っていた。 「お待たせ~」 と言って現れたのは、葵と見たことのない男性だった。 「「あれ??」」 何も聞いていなかった俺と陽菜は、思わず首を傾げる。