ゲボッゲボッ 私が吐き続ける姿を見て、 「陽菜ちゃん…大丈夫っっ!?」 慌てた様子の香織ちゃんが、私の背中をさすってくれる。 吐き気がだいぶ治まってくると、香織ちゃんに支えられながら、ベッドに倒れ込むように横になった。 「ごめん……。香織ちゃん…。本当に今日は迷惑かけてばっかり…。」 私がそう言うと、香織ちゃんが真剣な顔で、こう言った。 「陽菜ちゃん……もしかしてさ… 妊娠してるんじゃない…?」