「へ??公務員??」 理玖くんが間の抜けた声を出す。 「そう公務員。実は…今猛勉強してる最中なんだ。」 私の言葉に首を傾げたまま、理玖くんが質問を投げかけてくる。 「都庁とか県庁とか?区役所とか…警察とか??」 理玖くんの言葉に、軽く首を横に振った。 違う… 「笑わないで聞いて? 私ね…財務省の採用試験を受けてみようと思ってる。」 「~~~~~~~っっ!!」