「おぉ~~い!」 そう言って布団を剥がそうとすると… グイッと腕を引かれ、布団の中に引きずり込まれた。 「~~~~~~っっ!!」 ギュッと布団の中で、私の事を抱きしめると、理玖くんは私の唇に軽くキスを落とした。 「陽菜…おはよう。」 「……おはよう。」 そんなやり取りは、結婚してからも全く変わらない。 「理玖くん。ご飯出来てるから、顔洗っておいで。」 そう言うと、理玖くんは「はぁ~い」と返事をして、洗面所へ歩いて行った。