「「はぁ????」」



私も理玖くんも、葵さんの言葉に軽くパニックに陥った。



え?何?

理玖くんの子どもじゃなかったって…何…?



葵さんの言葉が理解できず、理玖くんの方をチラッと見ると、理玖くんの方のパニック度合の方が深刻そうだ。



「……言葉の意味が分からない…。」


理玖くんが、やっと絞り出した言葉がコレだった。

すると、葵さんがガバッと頭を下にさげた。



「高校の時の元カレと別れてから、理玖の事が好きだったのに、セフレとして身体を重ねることが途中から辛かったの。

でも…その関係を絶ってしまって、理玖との関係を終わらせることが恐かった。」



葵さんの声は、震えていた。