―――――――――...



「ごめん…陽菜。待たせすぎたよね!?」


顔の前で、両手を併せて申し訳なさそうに謝る理玖くん。


「実験中だったんでしょ?しょうがないよ。」


そう言って、ニッコリ笑った。

それに…理玖くんの白衣姿見ることが出来たから、今日は得した気分だ。




「じゃあ陽菜。遅れそうだから、ちょっと急ぐよ!?」




そう言って、理玖くんと手を繋いで向かった先は、大学の近くのカフェだった。