「~~~~っっ!!」 抵抗しようとする陽菜の後頭部をぐっと掴み、離れるのを許さなかった。 「んんん~~っっ!!」 何度も角度を変えてキスをすると、 パンッッ 途中で左頬に乾いた痛みを感じた。 左頬を押さえて、フッと我に返ると、陽菜の瞳からは大量の涙が溢れていた。 俺……今…何したっっ? 無理矢理キスした?? 「私…幸太くんに甘えておいて…酷い奴だけど… やっぱりキスとか、それ以上の事は理玖くんとしか…したくない…。」