幸太の言っている事があまりにも当たっていて、こんな言葉しか出てこなかった。 すると俺と幸太の会話に水を差すように、葵が口を挟んでくる。 「そうよ…この子の言う通り、私…きちんと理玖と話をしたいのよ。」 イライラする…。 幸太にも、葵にも…。 「私…子どもを堕ろしたせいで、もう二度と子どもが産めない身体になってしまったわ。 これ…理玖は責任とってくれるの?」 「………え…?」 葵の言葉に頭が真っ白になった。