「別に…私はあなたが誰と何処に居ようが関係ないわ。

むしろ…あなたが浮気しててくれた方が、理玖とあなたが別れる確率が高くなって良いけど。」




「なっっっ!!!」



葵さんの言葉に、何も言えなくなる…。

すると…その状況を見ていた幸太くんが、葵さんの腕を掴み、睨みつけた。



「あなたですか?陽菜が悩んでる原因の人は…。

もう陽菜は先輩と結婚してるんですよ。

今更何がしたいんですか?」



幸太くんの言葉に、葵さんが一瞬の沈黙したかと思ったら、

遠くを見て、ニヤリと笑った。



そして…ユックリ口を開いた。