「ぐ…」

マットに後頭部から強打された。

頭を押さえながら片膝をついて起き上がる大谷。

「……」

元々寡黙な三沢は、直立不動のまま大谷を見下ろす。

睨み合う両者。

早くも因縁が生まれつつある。

が。

「……」

蝶野が二人の間に割って入った。

「今日の所は挨拶だけだ。また改めて、ニュージャパンは粉々に叩き潰させてもらう」