ドラゴンスープレックスで投げられた相手は腕、首を極められたまま首からマットに叩きつけられる為、受け身を取り辛く、フォールを返す事が非常に困難な技である。

落ちる角度が急になるので危険度は高い。

ハイジャック式パイルドライバーからドラゴンスープレックスと立て続けに決められたフライは、そのダメージからフォールを返す事が出来ず。

「1、2、3!」

レフェリーの3カウントによって、そのままフォールを奪われてしまった。

鳴り響くゴング、会場からの大歓声。

25分49秒、大谷のドラゴンスープレックスで猪瀬、大谷組の勝利。

試合前は、若手の大谷をパートナーにしている分、猪瀬が不利と誰もが予想していたが、結果はその大谷がまさかのピンフォールを奪っての勝利という展開。

そして大谷がプロデビューし、タッグとはいえ初の勝利を上げた試合でもあった。