先発は大谷、ヒールユニット側はフライ。

両チームの先発が向かい合う中、ゴングが鳴った。

試合開始!

「おぉぉぉおりゃあぁあぁあっ!」

自らロープに飛んだ大谷は、反動をつけてのショルダータックル!

肩からの体当たりがフライの胸板に直撃するものの。

「……!」

フライは微動だにしないまま、冷静に大谷を睨む。

「おぉぉおぉぉぉああぁあぁあっ!」

怯まずにもう一度ロープに飛び、ショルダータックル!

だが今度もフライは平然と、大谷の体当たりを受け止める。

「この野郎ぉぉおぉおぉっ!」

三度目のロープに飛んでからのショルダータックル!

しかしフライは大谷を正面から受け止めつつ、フロントスープレックスで投げ飛ばす!