蝶野の呼び掛けに応じ、花道を歩いて入場してきたのはシルバーのジャンパーを纏った三沢。

彼はヘル・イン・ア・セルの前でジャンパーを脱ぎ捨て、無言のままで中に入っていく。

蝶野と三沢、二人がリングインしたのを確認して、二つの入り口が施錠される。

これで決着がつくまで、蝶野と三沢は外に出る事が出来ない。

突然の蝶野の発案によるヘル・イン・ア・セルルールの中、試合は始まった。

まず最初に動いたのは蝶野。

三沢に組み付き、凄まじいパワーでロープ際まで押し込む。

同時に相手の首下を両手で支えるようにして高々と上に持ち上げるネックハンギングツリーで三沢を持ち上げ、彼を背中から金網に強打!

その衝撃に、三沢が表情を歪めた。