そんな中、猪瀬が記者会見を行う。

『IWCシングルトーナメント』

タッグトーナメント開催の際にも既に宣言していた、シングル戦の王者決定戦。

現在猪瀬が所持する、ニュージャパンプロレスで最も権威あるタイトルだ。

これまで同団体、他団体区別なく、数多くの挑戦者がそのベルトを狙い、幾度となく猪瀬が退けてきた。

猪瀬が持つ防衛記録7回は、現在ニュージャパンプロレスの最多防衛記録でもある。

このIWCチャンピオンベルトを賭け、トーナメント戦が行われるのは今回が初めての事だった。