IWCタッグトーナメントから一週間が経過。

今日も大谷は道場でトレーニングを続けている。

あのトーナメントでの決勝の余韻は、今もその体に残る。

疲労よりも興奮。

タッグとはいえ、IWCタッグ王座は大谷にとっての初戴冠だった。

パートナーが団体トップレスラーの猪瀬だった事もあり、他のレスラーよりも有利な条件だったというのもある。

しかしそれでも、多くの者は大谷を日本プロレス界でもトップクラスのレスラーと認めるようになっていた。