舌戦を終え、各コーナーへと別れる両チーム。

ファンサービスはここまでだ。

ここからは両チームとも、本気の潰し合い。

持てる技の全てを出し尽くし、フォールを奪いに行く。

相手の技の全てを持ち堪え、フォールを奪いに行く。

彼らはプロレスラーだ。

プロレスラーらしい勝ち方に拘る。

如何なる技も受け止め、それで尚、相手を上回るのがプロレスラー。

真剣勝負でもそれは変わらない。