IWCタッグトーナメント第一試合、三沢 光秀・桜庭 和人組vs猪瀬 寛至・大谷 晋二組。

猪瀬と大谷のタッグは過去何度も組まれているが、ファンにとって三沢と桜庭のタッグは意外だった。

団体も違い、何の接点もない二人。

三沢ならば、寧ろ武藤と組むのが普通だろう。

しかし武藤は現在外敵側におり、三沢はそんな外敵軍に反旗を翻す形をとった。

ならば消去法で、桜庭以外にパートナーがいなかったのではないか。

大方の予想がそうだった。

両チームの先発は、桜庭と猪瀬。

ゴングと同時に、第一試合が始まる!

まずはプロレス特有の大きな構えをとる猪瀬に対し、桜庭はローキックを放つ!

レガースを着用しているくらいだ。

桜庭は攻めの組み立てにロー、ミドル、ハイの各種キックを多用する。

まず打撃で崩しておいて、懐に踏み込みつつ寝技で攻める、いわば総合格闘技出身の選手に多いパターン。

ガチガチの王道プロレススタイルである三沢とは、ますます合わないように感じられた。