ニュージャパンと外敵の対抗戦、第二戦は桜庭 和人vs蝶野 正春。

オレンジのショートスパッツにレガースを着用した桜庭に対し、蝶野は黒一色のロングタイツ。

位置付けもコスチュームも対照的だ。

ゴングが鳴り、試合開始と同時に。

「おぉおぉぉりゃあっ!」

蝶野は助走をつけて自らの膝を曲げたままの状態で片足を前方へ突き出し、桜庭の顔面を足の裏の踵付近で擦り付けるように蹴る!

見た目が映画などでヤクザが喧嘩の際に使う蹴りに似ている為、ケンカキックと呼ばれる技だ。

武闘派の蝶野が好んで使用する。

試合開始直後の不意を突かれた桜庭は、まんまとこれを食らう。

怯んだ隙にロープに飛んだ蝶野は、反動を利用してもう一度ケンカキック!

顔面に蹴りを受け、桜庭はダウンした。