卒業式当日ー 『それじゃあいってくるね。 ちゃーんといい子で待ってろよ?』 私の頭をくしゃくしゃと撫でる。 『また子供扱いしてー。優斗も気をつけてね』 出て行く優斗の背中に手を振った。 まだ時間は早かったが 暇になった私は、最後の学校へ行く準備をしたー。 ー卒業式が終わり あの公園で優斗の帰りを待っていた。 彼はいつもこの道を使うから。 優斗がくるのが楽しみで 私は何度も時計を確認した。