ー朝比奈sideー



優斗の弟。


目も、鼻も優斗にそっくりだった。




優斗より背が小さくて
優斗より顔が幼くて



まるで若返った優斗に会ったみたいだった。




優斗と出会ったのは18歳の時

当時優斗は23歳だった。




料理が好きだった私は
料理の専門学校へ行くことにした。


その専門学校の入学日
道に迷ってしまったのだ。




携帯の地図を開くも
分かりづらく、困っていた時ー。




『どうしたの?迷子?』



まるで子供に話しかけるように
優しく聞いてきた彼。