「葬式の日…会ったんだけど覚えてないです?」 彼女は固まったまま、俺の顔を見ている。 「俺、優斗の弟。一ノ瀬 陸。」 大粒の涙が次々と溢れだした。 無表情のまま、涙だけが只々溢れた。 そっか… まだ忘れらんないのか… 顔を覆って、無言で泣き続ける彼女を見て 俺も涙が出そうになった。 優斗…、朝比奈さんはまだあんたのこと 思ってるみたいだぞ。 弟としては嬉しい でも…