「あっ…」
ブランコが見えた。
そして、"あの人"もー。
相変わらず無表情で
何を考えてるのかわからない。
すると向こうも俺のことに気づいたのか
目があった。
「あっ、えっ、と、ごめんなさい。
ちょっと居残りが長引いて…」
おいおい、目があったぐらいで
なにテンパってんだよ俺。
いつも通りいつも通り。
「そっちいっても…いい?」
遠慮がちにそう聞いてみた。
すると、彼女は少し間を空けてから
頷いてくれた。
昨日も見せてくれた反応なのに
嬉しくなった俺は
にやける頬をおさえながら彼女に近づいた。
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