「そんじゃ、また明日! 気をつけて帰れよ?」 手を振りながら、来た道へと戻っていった。 そんな彼の後ろ姿を見ながら 自分の行動に少し驚いていた。 『明日も…あの公園いくの…?』 どうしてその言葉に頷いてしまったんだろう…。 首を横に振っていたら もう来ることなかったかもしれないのに…。 私の時間を邪魔されてもいいの? 大切な時間、あの人に邪魔されていいの? 自分が何を考えているのか わからなくなった。