優斗…じゃない。 「な、なに?」 立ち尽くす私を困ったように見てくる彼。 昨日の誘拐犯だ。 よりによってこんな人と優斗を間違えるなんて… 笑っちゃう。 一粒の涙が流れた。 「ちょっ、またなんかあったのか?」 昨日みたいに心配そうに私の顔を覗きこむ。 もうわかんない。 そんな顔で私を見ないで…。