闇に差した光

馬鹿だ。絶対、樹里から盗んだと思ってる。





「樹里、見せて。」






そう言い樹里から通帳2冊をむしり取って素晴らしく恐ろしい顔でそれを隅々まで見ていた。







でもすぐに青ざめて


「減ってない。」


と呟いた。





でしょうね。盗んで無いもの。







「って言うことだから、明日には出て行くから。」