「お母さん、お父さん」


そう言うとキッと睨んできた義母さん。


その義母さんを見て心配そうな顔するお
父さん。




「なによ。」





「私、一人暮らししたい。」





そう言うとポカーンとした顔で見てきた。





でも少し考えて、


「駄目よ。あなたに出すお金なんて一溜まりもないわ。」




そう言った。



近くにいた樹里も最初は驚いていたよう


だが、義母さんの言葉を聞いてクスクス


笑い出した。