いや案外何者でもないのかもしれない。





あいつらをまとめてたって、頂点になってたって私は何者でもない。





何処にもいない、誰でもない、自分ですらもわからない存在。




それが、私。




その日の夜は、なんだか心がザワザワした。




ぎゃースカと喧嘩している賑やかなメンツを見ても心は安らがなかった。




なにかを誰かが私に警告しているようで、眠りにもつけなかった。