闇に差した光

ふあ〜あ、まだ眠い。

あったかい布団に入って寝てたい。

てか、寝ないと授業中に寝ちゃう。

寝よ。

そうだ、寝てしまえ。

学校なんてめんどくさいだけだし、もう地味にする必要なくなったんだし。

うん、寝よ。

「学校行ってらっしゃい。」

散々頭の中で考えた挙句、私は休むことに決めた。

もともと、低血圧だけど今日に限っては絶対面倒なことになるのは予測がつくので更に行きたくなくなった。




ということで、制服でパンをたべようとしている斗真と星、ついでにあくびしている真一にも一言いって部屋に戻る。



部屋に入ろうとするとグッと腕を掴まれた。

「美琴、学校行かねーの?」

THE寝起きって感じのいつもより低い声。

「うん。」



「じゃ、俺も休もっかな。」

眠くてボーっとしてるのか、頭がカクンカクンと揺れている。


「そう。」


私も眠いし、早く寝よ。

「それなら~、俺も休みたーい。」

「俺も俺も〜、学校いってもつまんないし。」

星と斗真が言う。

「星は、零、戒がいるから休むな。」
と真一が。


私は






「斗真は説明しなきゃなんないんだから一刻も早く行け。」






と、『斗真のファンに同居の説明をしとけ』という意味で言った。